先日ブログネタ・質問を募集しておりましたが、
とある方から1点質問を頂きました!!!
ご質問ありがとうございました!!° ✧ (*´ `*) ✧ °
(質問者様のお名前は伏せさせて頂きます)
という訳で本日は頂いたご質問にお答えしていきたいと思います。
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Q:今まで絵を描いてきた中で影響を受けた絵師さんはいますか?
いる場合、絵師さんのお名前を教えて欲しいです。
A:メッチャたくさんいます(笑)
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正直名前を挙げていると切りがないので、
特に影響を受けた先生方のお名前を紹介したいと思います。
自分が絵を趣味として描き始めたのは小学5年生の頃。
オリジナルの漫画などを描いていました。
まだ幼かったので特に憧れている漫画家などもおらず…
独自の発想で何となく描いていました。
中学生になり、本屋にてとある小説のカバーが目に留まりました。
それが草河遊也さんの描かれている「魔術士オーフェン」のイラストでした。
当時1999年頃だったかと思います。
その頃の漫画やアニメって、キャラの目がやたら大きくて、
髪の毛のシルエットがあり得ない形になっているキャラが多く…
そしてやたらハイライトの効いた塗りが特徴的でしたよね。
逆に妙にリアルタッチな作品も多かった印象ですが、
オーフェンはどちらのタッチとも異なり…
なんだか新鮮なタッチの絵だな、と思い、
表紙の絵に一目惚れしてオーフェンの小説を衝動買いました。
草河先生みたいな絵が描きたくて、
今までの自分の絵のタッチを捨て、
先生の絵のタッチを真似て深夜に猛練習していました。
(深夜に寝ずに絵を描いていて同居していたばあちゃんに怒られたのは良い思い出…)
なので、今でも自分の絵のタッチのベースは
草河先生に影響されたもの…と思っています。
ちなみに勘のいい方なら気づいていらっしゃるかと思いますが、
私のHNの星河は草河先生由来です(笑)
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更に高校生の時に影響されたのが、
「D.Gray-man」の星野桂さんです。
当時の私は中世の建物やゴシック系の衣装デザインなどに
非常に興味があったので、
Dグレは世界設定とか衣装デザインはドンピシャでした。
絵のタッチも、当時の私はまだアナログ派だったので、
星野先生の描かれるベタを多用した陰影表現の効いた絵がとても好みで…
トーンを使わずにモノクロだけでどうすればここまで綺麗に
描けるのか…と何度も何度も漫画を見返していました。
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20代半ばで一目見て衝撃を受けた作家さんがタカヤマトシアキさんです。
なんじゃこれ!!!!?凄すぎん!!?これが神業か…と。
圧倒的な描写力に感激したのを覚えています。
そして厚塗りとは全く無縁だった私を、
出来る筈も無いのに厚塗り派にさせた作家さんです(笑)
この当時、私は丁度ドラゴンボールにハマっていたんですが、
ドラゴンボールのファンアートなんかも、この方に影響されて
一部厚塗りで描いていましたね…(遠い目)
厚塗りは沢山練習しましたが、
どうも自分には合っていない…と薄々感じ初め、
最終的には厚塗りは断念しました(苦笑)
憧れと自分に合っているかは別問題なので、
それを気づかせてくれたありがたい作家さんです。
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そして現在…
言うもがな、自分が崇めているのは「ベルセルク」の三浦健太郎さんです。
線画でこの陰影表現…!!凄いとしか言いようがない。
原作の漫画をご覧になった方は分かるかと思うのですが、
どんなコマも一切手を抜かずに描写されています。
モブキャラにもメッチャ力入っています。
人物は勿論、どんなものも正確に描写されているので
デッサン力が化け物級(※誉めています)なんだと思う。
絵を描く上で影響された作家さんという訳ではないのだけれど、
凄く好きだし大尊敬している作家さんなので、取り上げさせて頂きました。
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他にも、名前のある作家さんではないのだけれど、
実は自分の会社の中にいる同期の方に影響を受けたりした事もあります。
明らかに自分より絵がお上手な方だったし、
一緒に仕事をしている仲間なので、
どうやって描いているのか近くでなんとなく見る事ができたので
密かに自分の中で先生にしていました(笑)
有名な作家さんでなくとも、自分よりレベルの高い人を心の中で先生にしたり、
ライバル視するのは意欲や能力の向上に役立つので、
プロの絵描きになりたいと考えている方がおられましたら、
是非そういった人を見つけてみてほしいです。