絵描きの日常

絵描きの日常生活を晒すブログ。

仕事の話

ここ数日仕事終わりは泥のように眠ってばかりいる私です。

 

いや、こんな寝相悪くはないけど…(ベッドから落ちた事は何度かある)

 

今月も仕事で色々あって忙しかった…。

仕事を依頼していた作家さん3名の動きが読めなかった。

 

一人は大量に仕事を抱えている作家さんだった。

気前よく沢山受けてくれていたので少々心配だったが、

納期の3日前に突然病気で倒れた。

その時点で依頼していたイラストは殆ど制作されていなかった。

(要するにかなり前から具合が悪く、制作に着手できていなかった)

急遽代打で私が土日を潰して、

久しぶりに本気出してイラストを仕上げて納期に間に合わせた。

 

 

残りの二人は仕事はしっかりこなしてくれたものの、

一人は何故か今までと全く違うタッチの絵で提出してきて困惑。

案件的に絵柄が合わない為、無理矢理加工してなんとか先方提出へこぎつけた。

 

もう一人は何があったのか人物素体が崩壊していて全描き直しが必要だった。

勿論描き直したのは私だ。

 

皆…何があったんだ…

 

絵描きにとって、絵柄が変わる事はよくある事だ。

疲れていて上手く描けずにクオリティを維持できなくなる事もある。

病気だって、いつ誰がどうなるかなんてわからない。

全部仕方がない事なんだ。

だけどね、絵でお金を稼いでいる人には一つ理解しておいて欲しい事がある。

 

「”自分の出来る範囲内で”引き受ける事」

これすごく大事。

「一度拒否すると仕事貰えなくなるかもしれないから、どうしても引き受けちゃう…」

とか、そんな事は気にしなくて大丈夫です。

企業がお願いしたい作家さんには必ずお仕事が回ってきます。

 

それよりも、自分に描けると自信を持って言える案件なのかどうか、

体調が万全で納期に間に合わせる自身があるかどうか、

これをきっちり自己管理して欲しい。

勿論、作家さんに何かあった場合は無理矢理にでも会社が何とかカバーする。

でもそれは、自分の知らない所で別の誰かが仕事を引き継いで

無理矢理何とかやっているだけなんだよね。

自分がどこまで出来るのかを把握する事も、実力の内だと私は思う。

それが例え絵ではなくて別の仕事でも、同じ事だ。

 

 

…そんなこんなで今月もバタバタしていたのですが、

来月は多分もっと地獄になると予想している。

 

というのも、もの凄い量の仕事が控えているからだ。

そしてそれはほぼ自分一人で対応しなければならない案件なので、

来月ここの更新があまり無ければ、

仕事でダウンしていると思っておいて欲しい。

 

…どうでもいけど「いらすとや」のイラスト凄く便利だね。

今回初めてイラストを使用させて頂いたのだけど、

記事に何も載せる画像が無い時に非常に便利だ…。

絵のタッチも個人的にとても好み。可愛いよね。

今後もいらすとやさんにはお世話になりそうな予感。

 

謎のちびキャラが生まれた

夜中にラクガキしていたら

謎の創作ちびキャラ生まれたので貼っておきます。

(ラフだけど)

バラ+蝶々をモチーフにした子。

頭身の高いキャラは、

執筆速度が亀並みな私ではデザインに時間が掛かるけど、

ちびなら何とか…描ける(時もある)

気が向いたら清書しようと思う(←こういう事言う時は大抵清書しない私)

 

ちっちゃいキャラをいっぱい作って、

一つの画像に並べたら可愛いかもしれない…とか妄想している。

ので、暇な時にちょいちょい描いていくかもしれない。

ラフを描くのが激しく嫌い(致命傷)

たまには自分が描いた創作絵の工程でも載せてみよう。

これは以前(2021年7月)にTwitterにのみ投稿したもの。

一番下が完成形だよ。

 

 

今見ると色々変な所あって凄く直したい…。

「これ一番上の素体のまま描いた方が良かったのでは?」と思っている。

脚ゴムみたいになっとるがな。

あとサンダルのデザインどうした…。(材質何なんだ、これ)

もう、色々と悔しい…。

 

絵描きの皆さんは自分の描く絵はずっと安定する方ですか?

私はその時々で考え方が変わるので自分のタッチがブレブレです(笑)

 

漫画の件は闇に葬られたのだ

例の動画の漫画の話。

ここ数日で話が二転三転して、

日曜日の真昼間に担当者と通話までしてすり合わせをしたのに、

なんと漫画を担当する事自体が無くなった!!\(^o^)/

 

有名チャンネルに自分の絵が採用された…!!と

依頼を受けた当初はウキウキしていた部分があったけど、

時間の経過と共に内心ちょっともう乗り気でなくなっていた(冷めるの早い)。

 

今回漫画を担当する事自体が無くなったのは、誰のせいでもない。

出来る事なら会社側も私自身も前向きな気持ちではあったのだけど、

定職についている私では、

企業の求めている数をこなす事ができないと結論が出たのだ。

…というか私からそう提案した。

私では務まらないと、自らそう伝えた。

 

私は、結果的に自分が採用されなかった事自体は別にどうでも良くて、

全力を出さずに中途半端な仕事をする事自体が許せないのです。

自分自身も、一緒に仕事をする会社も。

やるからにはベストを尽くしたい。

特にそれが人の手に渡る物や、多くの人に見て貰うものであるなら尚更。

クリエイターとはそういうものなんじゃないかな、と思っている。

 

折角の新しい事にチャレンジする機会だったけれど、

まぁ、人生うまい話ばかりではない。

そういう事もあるさ。

 

…と、ここまでドライになれるクリエイターは結構珍しいようで、

本職で関わっている作家さんや、

仲間のADさん達の絵に対する熱量に私はいつも驚いている。

絵描きには

「やると決めたからには何がなんでも最後まで!!!」という人が多いけど、

私はかなり冷めやすいというか…

なんだろう…

心身共に疲弊しきって、

無理矢理貫き通して何か良い物が生み出せるのか…?と思っちゃう。

 

なので「折角やってもらったけどここまでです!」と言われても、

「あっ、はい。では支払いだけオナシャス」といった感情で常に動いている。

だから心のダメージはそれ程無い。

 

あ、でも、

フリーでプロのイラストレーターや漫画家を目指している人は、

この考え方は参考にしない方が良いかも。

フリーの方は自営業のようなものだから、

どんな事にも進んで手を出し、

チャレンジしていかなければならないから。

 

 

そんなわけで、年末年始はフリーになれそうだ!!!!

ふおおおおお!!!(歓喜

例の創作小説を書きまくるぞー!!ヽ(゚∀゚)ノ

 

 

創作小説のタイトルが決まった

まずこれを見て欲しい。

 

これは、2018年1月(約5年前)にpixiv運営の「BOOTH」というサイトで

私が出した創作漫画の薄い本である。

当時はこことは別のブログにて同時に中身を掲載していたから、

当時のブログを見ていた人と、

この本を購入した人しか知らない、幻の本だ(誰得)

 

先日の記事で創作の小説を書くという話を出したけれど、

それがこの画像の漫画の小説版という事だ。

当初、この漫画のタイトルは「Red-Anchor」だったのだけれど、

(※レッドアンカーと読みます)

内容が大幅に変わってしまった為タイトルを思い切って変更した。

その名も、「テウルギア」。

 

…何それ?

ギア?メカなのか…?と思うかもしれないけど、違う。そうじゃない。

テウルギアとは!

ギリシア語:θεουργία; テウールギアー)は、神々の御業への祈願もしくは神々の来臨の勧請という意図をもって行われる儀式の営みを指す。 特に、神的なるものとの合一(ヘノーシス)および自己の完成を目指して行われる。 その儀礼は実質的に魔術的なものともみなされる。~by ウィキペディアより~

 

まぁ、ぶっちゃけタイトルの意味はわからなくても問題無い。

(私が自分の作品にこだわりたいからタイトルに悩んでいただけの話だし)

よく知りたい!という方はこちらの動画が参考になるかと思う。

 

youtu.be

 

とりあえず本編はpixivに投稿出来れば良いな~…とフワッと考えています。

また本編の進捗は改めて報告します。

 

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話は変わり、某漫画の仕事のお話。

しばらく放置されていたけれど、あの後すぐに担当者から返事が来た。

やっぱり気を緩めていると突然声掛けてくるので油断ならん…。

 

で、実は今日のお昼に担当者とリモート面談していた。

直近で恐らく仕事が始まる。恐らく。

なんかハッキリした事を言われなかったので

私にもよく分からない(怖い)。

とりあえず正月だけはゆっくりしたい…。

 

 

当初はバトル漫画の担当になる予定だったのだけど、

色んな事情があって雑学系漫画の担当に切り替わった。

現段階ではどのチャンネルなのか告知はできないけれど、

かなり有名なチャンネルなので、

私の作画が分かる人であれば、

私が告知するまでもなく一瞬でどのチャンネルかバレると思われる(笑)

 

まぁ…告知は恐らくNGだと思うんだよなぁ…。

イラスト業界もそうなのですが、

描いた絵は描いた本人ではなく、あくまで会社のものなので。

誰が描いたものなのかは

会社の許可が下りない限り宣告してはいけないのです。

「この作品のこれ、自分が描いたんです!」って胸張って言えないのは、

クリエイターあるあるだよね。。

なかなか予定通りにはいかない

今月は副業で忙しくなる予定だったのに、

突然副業の仕事がストップした。

というか某漫画の担当者からの連絡が来ないので、

今後どんな風に動く事になるのか、私自身もサッパリです。

漫画の為に一旦イラストの仕事のご依頼はお断りしているし、

もしかしたら年明けまでフリーになってしまうかも。

…という事でそれなりにブログは更新出来ている訳ですが。

 

ADであり作家でもある自分は、両方の事情が分かる立場なので、

何も言える事が無い。

 

作家としては仕事の状況がどういった具合なのか、

進捗を担当者にすぐに報告をして欲しいと思うのだけれど、

仕事を管理している側としては、

そんな気を遣う余裕が無い場合がある…という事も知っている。

(担当者が単にズボラな人間である可能性もあるけど)

企業からお仕事を頂いた事のある作家さんなら知っていると思うけど、

イラストを提出してから1か月以上も音沙汰無く放置される事も少なくない。

待ちに待って返ってきた返事が、

「案件自体が無くなりました!」とか残念な事を言われる事もよくある。

案件が無くなるという事は、

つまり自分が描いた絵は水の泡として消える訳だ。

仕事慣れしていると

「金さえ払ってくれればそれでいいよ」となるのだけど、

仕事慣れしていないと激しくショックを受ける事になる。

(私もそうだった)

 

とまぁ、そんな事で暫くは趣味に没頭できるかな…。

 

なんて思っていたら

急に忙しくなる可能性もあるので何とも言えないのだけど。

せめて年末年始はのんびり過ごしたいね… (´ー`)

本当は全身描くのを諦めた絵だなんて言えない…

数日前、イラストサイトpixivの運営から、

私の過去のイラストをpixivisionの記事に載せても良いかとメールが届いた。

pixivisionというのはpixiv㈱運営の創作系メディアのサイトの事(らしい)。

 

今日記事を確認したら、

まさかの一番上のアイキャッチ用にも使用されていてビビりました。

www.pixivision.net

 

ベルセルクのガッツのイラストですね。

こっちにも貼っておきます。

自分自身はラクガキのつもりで描いたものなので、

こんな事になるならもっとちゃんと完成まで描いておけば良かったと

ちょっと後悔している…。

 

 

 

そういえば、

去年の今頃にひらかたパークの「ベルセルク展」行ってきたんだよねー。

その時の入場チケット。

スタッフに物騒な烙印のハンコ押されました(笑)

私も生贄の一人ですね、わかります。

 

 

入口ちっさ!!!と思ったけど、

中は結構広かった。

 

 

入ってすぐにこのパネルが並べられていて内心歓喜していた。

(人と行ったので平静を装っていました)

このガッツの絵、物語の中でも個人的に大好きな絵です。

鎧の描き込み量パネェ…。

 

 

これはグッズ用の複製品だけど、

こんな感じで本編の原画が大量に展示されていました。

これが手書きだなんて信じられないよね…。

 

 

こんなフィギュアも所々に展示されていたよ。

 

 

出口にもでっかいの飾ってあった。

 

ベルセルクの作者三浦健太郎先生は、

漫画にあまり興味を持たない私を虜にした漫画家さんでした。

キャラや物語は当然魅力的なのだけど、

私が惹かれたのはこの絶対手を抜かない描写力…。

一生かけても足元にも及ばないだろうなぁ…。